問題2
テスト分析およびテスト設計において、テストアナリストが注力すべき活動の組み合わせとして、最も適切かつ完全なものはどれか?
a) テストベースの分析、テスト技法の選択、リスク軽減のためのハイレベルテスト条件の作成、テストベースの目標カバレッジを達成するためのテストケースの作成、リスク軽減テストケースの作成。
b) リスクの分析、リスクに対処するテスト条件の作成、リスク軽減のテスト条件を満たすハイレベルテストケースの作成、すべてのローレベルテストケースの作成。
c) テスト技法の選択、テスト条件を満たすハイレベルテストケースの作成、リスクを軽減するハイレベルテストケースの作成、目標カバレッジを達成するためのローレベルテストケースの作成。
d) テストベースの分析、テストベースに対処する適切なレベルのテスト条件の識別、リスク軽減のためのテスト条件の追加、目標カバレッジを達成するためのテスト技法の選択、テストケースの設計。
a) 不正解。 この選択肢は、リスク軽減のためのテスト条件を無視して直接テストケースの作成に進んでおり、テスト条件の目的についても具体的ではありません。
b) 不正解。 この選択肢は、ユーザーストーリーの分析を無視しており、目標とするカバレッジ(網羅率)についての言及も欠けています。
c) 不正解。 この選択肢はテスト条件を完全に無視して、直接テストケースの作成に進んでいます。
d) 正解。 テストベースから導き出されたテスト条件に、リスク軽減の観点が適切に加えられています。
TAがテスト分析・設計で行う作業は、決まった順序があります。
テストベース分析
↓
テスト条件の識別
↓
リスク軽減のテスト条件を追加
↓
テスト技法の選択
↓
テストケースの設計
この流れを踏まえて各選択肢を見ると…
a) 不正解
「テスト条件を作らずにいきなりテストケースを作っている」のが問題。 テストケースはテスト条件から導くものなので、順序が間違っています。
b) 不正解
「リスク分析から始まっていて、テストベース(要件・仕様)の分析が抜けている」のが問題。
要件を分析せずにいきなりリスクに対処しようとしています。
c) 不正解
「テスト条件が完全に存在しない」のが問題。
テスト技法を選んでそのままテストケースを作っています。条件の識別ステップが丸ごと抜けています。
d) 正解
上記の正しい順序をすべて含んでいます。
ステップ 内容
1.テストベース(要件・仕様)を分析する
2.テスト条件を識別する
3.リスク軽減のテスト条件を追加する
4.テスト技法を選択する
5.テストケースを設計する
一言で言うと:「テスト条件の識別」と「リスク軽減の追加」の両方が揃っているのが d) だけ、というのが正解の理由です。
d) テストベースの分析、テストベースに対処する適切なレベルのテスト条件の識別、リスク軽減のためのテスト条件の追加、目標カバレッジを達成するためのテスト技法の選択、テストケースの設計。