12.3 パッケージのインストール
標準ライブラリに含まれていないサードパーティ製のPythonパッケージをインストールするには、主に3つの方法があります。
- pipを使う: 日常的に使用するパッケージの大半はこの方法でインストールできます。
- オペレーティングシステムのパッケージマネージャを使う: OS固有のツールを使用します。
- ソースからインストールする: パッケージが公開されたばかりなどの理由で、pipが使えない場合に使用します。
12.3.1 pip の使い方
Section titled “12.3.1 pip の使い方”Python 3.4以降では、標準で pip が組み込まれています。ターミナル(コマンドプロンプト)から実行してパッケージをインストールします。
基本的なインストール(最新バージョン)
Section titled “基本的なインストール(最新バージョン)”もっとも単純な使い方は、パッケージ名を指定して最新版をインストールする方法です。
$ pip install flaskバージョンの指定
Section titled “バージョンの指定”特定のバージョンが必要な場合や、最低限必要なバージョンが決まっている場合は、以下のように指定します。
# 特定のバージョン(0.9.0)をインストール$ pip install flask==0.9.0
# 0.9.0以上のバージョンをインストール(リダイレクトの誤動作を防ぐためクォートで囲む)$ pip install 'flask>=0.9.0'要件ファイル(requirements.txt)からのインストール
Section titled “要件ファイル(requirements.txt)からのインストール”複数のパッケージを一括でインストールしたい場合は、1行に1つのパッケージ(とバージョン)を記述したテキストファイルを用意します。
requirements.txt の例
flask==0.9.0djangopsycopg2このファイルを使って一括インストールするには、-r オプションを使用します。
$ pip install -r requirements.txt12.3.2 パッケージマネージャの使い方
Section titled “12.3.2 パッケージマネージャの使い方”OSに備わっているパッケージマネージャを使ってインストールすることも可能です。ただし、これらはPythonパッケージ専用ではありません。
- Mac (OS X):
homebrew(brew) やports - Linux:
apt-get,yum,dpkg,zypperなど(ディストリビューションによる) - Windows: 拡張子が
.msiのWindowsインストーラ
12.3.3 ソースからのインストール
Section titled “12.3.3 ソースからのインストール”作者がまだpipでインストールできるようにパッケージを用意していない場合などは、ソースコードから手動でインストールする必要があります。
手順は以下の通りです。
- パッケージのソースコードをダウンロードする。
- アーカイブ(zipやtarなど)を抽出(解凍)する。
setup.pyファイルが格納されているディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行する。
# 本書では python install setup.py と記載されていますが、# 一般的な実行形式は python setup.py install です。$ python setup.py install