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テスト見積り

テストマネージャは、プロジェクトにおけるテスト活動に必要な工数(労力)、期間、およびコストを正確に見積もる責任があります。見積りはプロジェクトの進行に伴って(不確実性のコーンが狭まるにつれて)継続的に見直されます。

テストの実行だけでなく、テスト計画、テスト環境の構築、テストデータの準備、テストケースの設計、自動化スクリプトの作成、および欠陥報告と再テストにかかる工数も含める必要があります。

テスト工数に影響を与える可能性のある要因

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見積りの精度を高めるためには、様々な影響要因(コストドライバー)を考慮する必要があります。

  • プロダクトの要因: システムのサイズや複雑さ、要求される品質レベル(機能安全など)、テストベース(要件定義書)の品質。
  • プロセスの要因: 開発モデル(アジャイルかウォーターフォールか)、ツールの有無、使用するテスト環境の可用性。
  • ピープル(人)の要因: チームのスキルと経験レベル、コミュニケーションのしやすさ(分散チームか同一拠点か)、プロジェクトのドメイン知識。

大きく分けて2つのアプローチがあり、これらを組み合わせて使用することが推奨されます。

  • メトリクスベースの見積り:
    • 過去の類似プロジェクトのデータ(機能規模、コード行数、過去の工数など)に基づいて数式や比率を用いて計算するアプローチです。
  • エキスパートベースの見積り:
    • 経験豊富なドメイン専門家や担当者の知見に依存するアプローチです。
    • ワイドバンドデルファイ法や、アジャイル開発でよく用いられるプランニングポーカーなどが含まれます。
    • 意見のばらつきを減らすため、三点見積り(楽観値、悲観値、最頻値を用いた加重平均)を使用することもあります。