コラボレーションベースのアプローチ
V4.0で大きく取り上げられたのが、 「開発の開始前から、ステークホルダー全員で協力してテスト(受け入れ基準)を作る」 というアプローチです。
コラボレーションによるユーザーストーリー作成
Section titled “コラボレーションによるユーザーストーリー作成”アジャイル開発では、「ユーザーストーリー(ユーザーが何をしたいか)」をチーム全員で議論して作成します。 この議論には「3つのC」が重要です。
- Card (カード): ストーリーが書かれた物理的またはデジタルのカード。
- Conversation (会話): どのようなソフトを作るべきか、チームで会話して詳細を詰める。
- Confirmation (確認): 受け入れ基準(テスト)を決めて、完了を確認できるようにする。
受け入れ基準 (Acceptance Criteria: AC)
Section titled “受け入れ基準 (Acceptance Criteria: AC)”ユーザーストーリーが「完了した」と言えるための条件です。 これがそのまま 「受け入れテスト」 になります。
- 形式: 「Given(前提条件)/ When(操作)/ Then(期待結果)」の形式(Gherkin記法)で書かれることが多いです。
- メリット: 開発前に「どんなテストに合格すればいいか」が明確になるため、手戻りが減ります。
受け入れテスト駆動開発 (ATDD)
Section titled “受け入れテスト駆動開発 (ATDD)”Acceptance Test Driven Development の略です。
- 実装を始める前に、チームで協力して受け入れテスト(テストケース)を作成する。
- そのテストは最初は「不合格(Fail)」になる。
- テストに合格するようにコードを実装する。
このプロセスにより、開発者は「何を作ればいいか」を正確に理解した状態でコーディングできるため、仕様の認識齟齬によるバグを劇的に減らすことができます。