AIシステムの品質特性
従来のソフトウェア品質特性(機能性、性能、ユーザビリティなど)に加え、AIシステムには特有の品質特性が求められます。
AI特有の品質特性
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柔軟性と適応性 (Flexibility and Adaptability):
- 未知のデータや環境の変化に対して、システムがどれだけうまく対応できるか。
- 従来のシステムは「仕様通り」動けば正解でしたが、AIは「曖昧な入力」にも対応する必要があります。
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自律性 (Autonomy):
- 人間の介入なしに、システムが自ら判断し行動する能力。
- 自律性が高いほど、予期せぬ動作をするリスクも高まるため、監視が必要です。
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進化 (Evolution):
- 運用開始後も、新しいデータを学習してシステムが変化し続ける特性(継続的学習)。
- 「昨日は正しかった動作が、今日は間違っている」という事態が起こり得ます(ドリフト)。
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意図しないバイアス (Unwanted Bias):
- 学習データの偏りによって、AIの判断が特定の方向に歪むこと。
- これを防ぐために、学習データの多様性を確保することが品質保証の重要なタスクになります。